目尻切開はやってもあまり変わらないのですか
目尻切開と言う手術は、その名の通り目尻、つまり目の外側を切開する手術です。即ち外眼角と言われる目の外側方を切開して広げることにより目を大きく見せる治療です。
一部で目尻切開には、やってもあまり変わらないという評価があるようです。目尻切開は、やってもあまり変わらないのでしょうか。効果が無いのでしょうか。良く検証する必要があります。実際、過去にこの手術を受けた経験のある方の中にも、「手術したけど、あまり変化を感じない。」とか、「以前と変わったのは分かるけど、期待した程ではない。」とおっしゃる方がいらっしゃいます。インターネット上のサイトでも目尻切開をやったがあまり変わらなかったと議論されている方がおられます。その反面、目尻切開により目が大きくなり大変喜んでおられる方もいらっしゃいます。目尻切開を行ったことにより目が格段に大きくなり、そのデカ目効果を喜んでいただくことが多々あります。
なぜ目尻切開には、一部でネガティブな評価があるのでしょうか。目尻切開の効果に変化が無いのは、手術の問題なのか、術者の技術の問題なのか、目尻切開を受けた方の個人差なのか、きちんと検討して答えを出す必要があります。
目尻切開は医師の間でも意見が分かれる
目尻切開術は余り一般的な手術ではなく、形成外科や美容外科の教科書にも詳しい術式が紹介されていません。そのために目尻切開をできない、あるいは行ったことがないという医師が少なくないことは事実のようです。
美容外科の医師の中にも積極的に手術を行っている医師は少なく、積極的に行っていない先生にカウンセリングを受けると、目尻切開を効果が無いと思い込んでしまう可能性はあります。
目尻切開は、実績のあるクリニックと、そうでないクリニックの差が大きい手術です。目尻切開において効果を期待するということであれば、まず実績のあるクリニックを捜し、実績のある先生に、各々のケースで目尻切開について相談することが必要になります。
目尻切開
術前
術後8日目
29歳、女性。目尻切開
他院で二重埋没法と目頭切開をしたものの、さほど目が大きくならず、目尻切開を希望した症例です。前医では目尻切開を行っていないために御相談いただきました。外眼角の円蓋部に皮膚が被っていて目尻切開ができると考えられたために目尻を外側に開いて、目を大きく見せました。目尻切開の最大の難点は、行っているクリニックが少ないことです。目尻切開は技術的に難しいために、実績のある先生に診察してもらい、治療を受けることが大切です。目尻切開が決まると外側方向に目が広がるためにバランスが良くなり目が大きく見えます。